高校留学 インタビュー

思っていたより大丈夫!

Brighton Secondary School(ブライトンセカンダリースクール ) 305 Brighton Rd, North Brighton, SA 5048 brightonss.sa.edu.au

Brighton Secondary School 清水 香帆さん / Kaho Shimizu

2017年1月からYear 10として留学を開始した清水さん。留学生活も2ターム目となり、自分の成長を感じながら充実した毎日を過ごしている。

弾丸のようにやってきた

「日本の外に出てみたい」と小さいころから思っていた清水さん。中学2年生のときに参加したアメリカへの語学プログラムでその気持ちがますます強くなり、友達がオーストラリアに留学するという話を聞いて海外留学が一気に身近なものとなった。また、オーストラリアでは学校の科目も自分で自由に色々と選べるという話も聞いて、「留学して自分の興味があることをもっと深く学びたい」と思うようになったという。そして高校1年生の2学期に「留学してみたいな」と父親に相談し、清水さんの気持ちを理解し応援してくれた父親と一緒にすぐに手続きを開始。その数ヶ月後、清水さんはアデレードの地に降り立っていた。 「"弾丸"でした。特別に留学の準備をしたり英語を勉強してきたわけではないので、最初は大変でした」

記憶の中のアデレード

実は清水さん一家は以前アデレードに住んでいたことがある。清水さんが2歳半のときに日本に戻ったため自分の記憶にはないが、アデレードの良さは両親から聞かされていたという。留学先としてアデレードを選んだのも、人の優しさや住みやすさ、安全面など、アデレードの良さを知っている清水さんとしては自然な決断だった。 「実際に来てみて、ステイ先のファミリーや学校の先生、たまたま飛行機で乗り合わせた人、皆さんとても親切です。私たち日本人もこの親切さを学ばなくてはと思いました」

3週間と3ヵ月

優しい人に囲まれて留学に適した環境は整っているものの、当初は苦労も多かった。 「留学開始からの3週間が大変でした」と清水さんは話す。勢いよく留学を開始したものの、日本が恋しくなりホームシックになったと言う。

「落ち込んでもしょうがない」と自分の気持ちを鼓舞してホームシックをうまく克服し、学校の勉強にも意欲を持って取り組むものの、今度は言葉の壁が立ちはだかる。
「得意の数学も、問題の意味がわからなくて解けませんでした。問題文の単語を調べて理解できれば1分もかからないで解けるんですけど」 「プレゼンの準備も発表も慣れていなくて、とにかく大変でした」
そんな苦労が続いた最初の3ヶ月。
「夜10時にホストファミリ―は就寝、年下のホストシスター2人もいるから自分が遅くまで起きて気を遣わせてはいけない」と、清水さんも10時に就寝し、朝3時に起きて宿題に取り組む日々が続いた。

そして留学生活も4ヶ月目に入った頃、母親が弾丸日程で日本から来てくれた。
「母親がアデレードに来たので街を案内している時に、自分の英語力が伸びてきていることに気づいたんです」

近くにいる友達も清水さんの変化に気づいていた。
「最初の頃は一緒にお店に出掛けても注文する時には英語の出来る友達に頼っていました。でもいつの間にか、自分で好きなものを注文できるようになっていました! 自分では気付かなったけど、友達に言われて気づいたんです」

学校でも授業で先生が言うことをスムーズに聞き取れるようになったという清水さん。知らないうちに身に付いてきた英語力、何かのきっかけでそれに気づいた時、それまでの努力が大きな自信につながることを清水さんの笑顔が物語っている。
「周りから『最初は大変』と言われ覚悟をしてきました。実際大変なこともありましたけど、今振り返ってみると思っていたよりも大丈夫でした!」

いま、そしてこれから

「留学初日のオリエンテーションでたまたま一緒に座った中国人留学生と仲良くなって、よく一緒に出掛けたりしています。違う国の人と仲良くなったり、文化を知ったりすることは楽しいですし、会話はもちろん英語なので自分のためにもなります」
実は今回のインタビューで久しぶりに日本語を沢山話しているという清水さんは、英語での会話はまだまだ苦労があるというものの、ホストファミリーともよく話をするなど現地での生活を楽しみ、しっかりと根をおろし始めている。
一方で、日本の家族と離れて生活することで家族の有り難さや大切さにも気づくことができたとも言う。
現在ISEC (Intensive Secondary English Course / 留学生向けの高校入学準備コース)で学ぶ清水さんだが、これからメインストリームのクラスに入ってローカルの友達もたくさん作り、将来は日本とオーストラリアを繋ぐ橋渡し役を担えるようになることが夢だと言う。
「日本、オーストラリアのそれぞれの良いところをたくさん見つけて、それをお互いにとって生かせるような仕事ができたら嬉しいです!」
オーストラリアで見つけた将来の夢に向かって、清水さんはマイペースに歩んでいる。

取材:2017年6月

積極的に行動する

William Light R-12 School(ウィリアムライト R-12 スクール) 21A Errington Street, Plympton SA 5038 wlightr12.sa.edu.au

William Light R-12 School 笹川 茉衣さん / Mai Sasagawa

2016年2月から東京都の留学プログラムでYear 11としてアデレードに留学中の笹川さん。憧れだった海外での生活を持ち前の前向きさと積極性で満喫している。

留学のきっかけ

子どもの頃からテレビ番組は海外の話題を取り上げたものばかりを好んでよく見ていたという笹川さんは、成長するにつれ次第に日本から出てみることを考え始めたという。「日本という環境から抜け出して自分がどこまで一人でやっていかれるのか試してみたい」。そんな気持ちが強くなっていたときに母親が勧めてくれた東京都の留学プログラム。笹川さんは迷うことなく応募した。

笹川さんが参加している留学プログラムは東京都教育員会が設立した"次世代リーダー育成道場"と呼ばれる。次世代リーダー育成道場は留学にチャレンジする都立高校生を支援するプログラムで、広い視野や高い英語力、チャレンジ精神や使命感などを身につけて将来日本を担い国際社会で活躍していく人材を育成することを目的としている。2016年は笹川さんも含めて次世代リーダー育成道場に選抜された60人の都立高校生がアデレード市内および近郊の高校にそれぞれ散ってホームステイをしながら約1年間の留学生活を送っている。

吹っ切れた

もともと英語は好きで日本の学校でも得意科目と自分では認識していた笹川さんだが、いざアデレードに来てみると自分が思ったほど話せない、聞けないということに大きなショックを受けたという。学校が始まっても片時も電子辞書が手放せず、先生に何かを聞くにも使う単語や文章もままならない状態。そして友達を作るにもクラスメイトの輪の中に入ることが怖くて最初は友達作りのきっかけも持てなかったという笹川さん。

でも、1ヵ月半位経ったときに急に自分の中で何かが吹っ切れて、クラスメイトに自ら声をかけて隣に座るようにするなど自分からコミュニケーションのきっかけを作れるようになっていった。
「最初は『相手から聞いてくれるだろう』と自分が受け身の姿勢だった部分があったのだと思います。でもやっぱり特にこちらでは自分から手を挙げていかないとダメだということに気がつきました」。
それからは友達もどんどん増えて、先生のところにも授業後に質問に行くなどして勉強面でもしっかりとついていかれるようになり、今ではすっかりクラスの一員として溶け込んでいる。

英語面ではまだクラスで扱う討論番組のビデオなどについていくのは難しいものの、その後日常会話には随分慣れて、今では先生の話していることや勉強している各科目の内容も大きな問題はないという。また、日本にはない演劇のクラスは特に興味深く、「演劇は幼稚園以来です。言葉の勉強にもとても良さそうです」と楽しそうだ。

学校の外でも

充実した学校生活を送る笹川さんだが、それに満足することなく週に1回は一人でバスに乗ってシティの州立図書館に行き、無料の英語グループレッスンに参加して英語でのコミュニケーションの場を広げている。
「グループの中で私が一番若いんですけど、ハチャメチャな英語でもいいので毎回必ず2回は発言しようと決めて頑張っています」。

また、最近ではコミュニティイベントで得意の書道を教えるボランティアも体験した。
「日本の文化を伝えるようなこともしたいと思っていたので、とてもいい経験になりました。人生初ボランティアです。これからも英語を上達させながら人との交流を広げるために日本の事に限らずボランティア活動には参加していきたいと思っています」。

日本にいたときは自分の意思が定まらずに揺らぎやすいタイプだったという笹川さんだが、留学の目的の一つとして掲げていたことがある。
「私は今回の留学経験を通して、『私はこう思う』、『私はこういう人だ』と堂々と言える自分になっていきたい」。 そのため笹川さんは、自分だけではなくて色々な人の考え方を知り、人の良いところを理解できるようになるためにもコミュニティ活動への参加は貴重な機会と捉えている。
「実際こちらでは色々な国の人が集まっていて、ものの考え方は一つだけではないことが分かりました。柔軟性も持った人間になっていきたいと思っています」。
高校卒業後は大学で国際的な知識を身につけて、できれば世界で活躍できるような日本人になっていきたいという笹川さん。国連で働くことにも興味を持っている。

これから高校留学する人へのメッセージ

「留学に来たら恥ずかしいと思ったり、モジモジとしている時間はもったいないので、時間を無駄にしないでドンドン行動をした方がいいと思います。英語の勉強も前もってしっかりしておくことをオススメします!」

取材:2016年5月

チャンスをつかむ

Marryatville High School(マリアットビル・ハイスクール) 170 Kensington Road, Marryatville SA 5068 marryatvillehs.sa.edu.au

William Light R-12 School 西巻 汐理さん / Shiori Nishimaki

日本の中学校を卒業直後の2014年4月にアデレードで高校卒業留学を始めた西巻さん。最初は不安一杯の中での留学生活だったが、いまでは自信もしっかりとついて充実したYear 11生活を送っている。

留学のきっかけ

もともと小さい頃から海外に行くことが憧れだったという西巻さんだが、英語を身につけることについては冷静にその必要性を感じていた。「これからの日本はますます英語が必要になると思っていました。英語をマスターできれば自分への自信にもつながるし、社会にも貢献できる人間になれると思いました。だから中学校を卒業したら海外留学をしようと思っていたんです」。
周囲からは心配する声もあったが西巻さんの意思は固く、賛同してくれた母親の佐知子さんもガーディアンとして一緒に留学に同行することとなった。

不安を乗り越えて

「母親と一緒だったので安心感はあったのですが、実際に海外に初めて出てみると自分の中で"怖い"という気持ちがドンドン強くなってしまいました。英語も中学でそれほど勉強したわけではありませんでしたし...」。そんな不安が日本へのホームシックにもつながり、西巻さんは留学開始早々に挫折しかけときもあったという。でもそんなときに現地で出会った日本人や海外からアデレードに来た自分と同じような環境の人たちなどから、自分も最初は大変だった、私も同じような経験がある、という話を聞かせてもらったり励ましてもらったりするうちに「辛いのは私一人じゃないんだ」と思えるようになったという西巻さん。その後はゆっくりと学校や現地の生活に慣れるようになったという。

西巻さんはISEC(International Secondary English Course / 留学生向けの高校入学準備コース)に8ヵ月間通った後に現地のYear10のクラスに編入。交流の幅もさらに広がってローカルの人たちとコミュニケーションをとる機会も多くなったという。勉強面では難しさも増したが、「わからないところは先生に直接聞くようにしながら何とか乗り切りました」。自分で分からないことは誰かに聞けば答えてくれる、ということを自分の経験を通して学んだという。また、一番苦手だったという自己アピールにも徐々に慣れてきて、先生や友人とのコミュニケーションもよりスムーズになっていった。

日本の中学校時代はテニスで活躍していた西巻さんは、アデレードでも一般のテニスクラブに入って大会にも参加している。現在はディビジョン1という上級のカテゴリーで頑張る西巻さんだが、「勉強が追いつかなくなるのでテニスの練習は週に1回にしています。でも本当にいいリフレッシュになっています」とテニスをしていることが勉強面にもプラスになっていることを実感している。

高校を卒業したら

卒業後のことはまだ決めていないというものの、西巻さんは英語圏の高校を卒業するということを生かしてできれば英語圏の大学に進学するか日本の大学でも英語を生かせるようなところに進んでいきたいと考えている。

「お母さんが頑張って今の私の留学生活を支えてくれているので、それを無駄にはしたくありません。今心理学にとても興味を持っているので、将来は人の心理に関連するような仕事に就けたらいいなとも思っていますが、とにかく社会に貢献して活躍できる人間になりたいです」。

これから高校留学をする人へのメッセージ

「私もそうでしたが、留学するということはとても度胸がいることだと思います。でも度胸を持って始めてしまえば何とかなると思います。分からないことは自分から積極的に人に相談してください。そして、チャンスは必ずありますので、それを見逃さずに自分でつかむとることが大事だと思います。留学は辛いこともありますが、きっと頑張った分だけ自分の財産になると思うので、頑張って欲しいと思います。私も色々大変なことがあり今でもまだ悪戦苦闘中ですが、今は留学して良かったと思っています」。

取材:2016年2月

達成感のあった留学生活

Glenunga International High School(グレナンガ・インターナショナルハイスクール) 99 L'Estrange Street, Glenunga SA 5064 gihs.sa.edu.au

William Light R-12 School 金子 綾子 / Ayako Kaneko

日本の中学校卒業後に単身でアデレードに高校留学した金子さん。自ら選んだGlenunga International High Schoolでの高校生活は達成感に満ちたものだった。

留学のきっかけ

日本では中高一貫教育の私立学校に通っていた金子さん。そのため留学を考えたことはなかったが、メルボルンへの留学を検討していた姉と一緒に留学フェアに参加したことで、「留学」という選択肢が突如クローズアップされたという。姉は高校卒業後にビクトリア州に留学することになったが、姉と一緒の場所だと頼ってしまうかもしれないと思い金子さんは他の地域を検討。最終的には、高校留学で定評のあるアデレードに絞り、中学3年生の夏休みに家族でアデレードを訪れていくつかの現地校を実際に視察。そして決めたのがGlenunga International High Schoolだった。「生徒達がしっかりしていて印象が良かったです。シティからも適度に離れて落ち着いているところも良かったです」

充実した高校生活

2012年4月、いよいよアデレードでの高校留学生活を始めた金子さんが最初に入ったのはISEC (International Secondary English Course) と呼ばれる留学生向けの高校入学準備コースだった。ISECで2 3タームを過ごす留学生が多い中、金子さんは1タームでISECを修了、7月からはYear 10の現地クラスに編入した。「ISECに日本人は私一人だったので、かえって先生との距離も近くなって英語を伸ばすためにはとても良かったです」。アデレードに来る前に特別な英語の勉強をしていなかったという金子さんだが、順調な留学生活スタートとなった。

2013年1月にはそのままYear 11に進級したが、Glenunga International High Schoolは南オーストラリア州では唯一国際バカレロア(IB)ディプロマプログラムを認定する公立校のため、Year 11になるときに一般の高校プログラムもしくは国際バカレロア(IB)コースを選択することができる。金子さんはそれまで国際バカレロアについて知らなかったが、友達が選んだからということでIBコースを選択した。現地生徒と一緒になっての勉強は決して楽なものではなかったが、「英語で話したり勉強することは、同じことを日本語でやるよりも難しいです。でも結果が出たときはその分大きな達成感を感じられますし、できることも段々と増えていきました。夜遅くまで勉強しても苦にはならなかったですし、色々チャレンジすることは楽しかったです」。金子さんは前向きな気持ちで自分の留学生活をより実りあるものに作り上げていった。

また、IBコースの専用プログラムには校外でボランティア活動に従事するというものもあり、金子さんはレッドクロスなどのチャリティイベントやアデレード日本語補習授業校のボランティアなどに積極的に参加した。金子さんは「オーストラリアはみんなで楽しみながらチャリティやボランティアに参加できるのが良かったです」と学校の外でもオーストラリア生活を満喫したのだった。

これからの夢

Year 12になってからは毎日深夜まで勉強したというハードな高校最終学年も2014年11月の試験終了で一段落。「当分は勉強のことは気にしないでゆっくりしたいです。友達とたくさん遊びたいです!」。最後まで頑張った達成感と安堵感に満ちた金子さんだが、高校卒業後はオーストラリアかカナダの大学に進学して会計士を目指すことにしている。元々数学が好きで、IBコースに入ってからは経済について知ることが楽しくなったという金子さん。「日本に帰るのは英語をもっと完璧にしてから。先ずはこちらの大学に入って自分の可能性を高めていきたいです」。

最後に金子さんはこれから留学する人へのメッセージを残してくれた。
「留学は大変なこともありますがその分達成感も大きくてお勧めできます。他の国の人と会って違う考え方を知ることも楽しいですし、自分の視野も広がると思います。最初はできないことや間違いもあると思いますが、それは仕方ないものとして自分で素直に認められればストレスも溜まらないと思います。前向きに明るい気持ちで頑張ってください」。

取材:2014年11月

可能性に向かって

Adelaide High School(アデレード・ハイスクール) West Terrace, Adelaide SA 5000 adelaidehs.sa.edu.au

Adelaide High School 吉田 千遥さん / Chiharu Yoshida

日本の中学校を卒業後すぐにアデレードに高校留学した吉田さん。2014年4月Adelaide High SchoolのISECコース(International Secondary English Course)に入学し、2015年1学期からのYear10編入を目指して英語とオーストラリアについて集中的に学んでいる。

転機の3年間

「もう一回ここに来たい」。2011年、中学校入学を目前にした春休みに訪れたアデレードで吉田さんが思ったことだった。親戚を訪ねての初めての海外で特にアデレードの空気、自然、街の雰囲気に魅了された。そんな吉田さんに父親の進也さんが何気なく返した「高校留学したら?」から3年、吉田さんは高校生として再びアデレードに降り立った。

あっという間の3年のようだったが、実際にはその間吉田さんは自分の進路について心が揺れることも多くあった。特に中学2年のときはクラスも楽しく、「みんなの進路が決まりだしたころは本当に迷いました」。そして3年生になったときにはアデレードの親戚がメルボルンに引っ越すことになりさらに気持ちも揺れたが、「いい経験にもなるし、やっぱり行ってみるのもありだな」「英語ができるともっと楽しくなるな」というチャレンジ精神を発揮し、「留学するならアデレード」と初心を貫いた。同じくアデレードが好きで留学にも賛成してくれた母親の由季さんを始め、周りの人たちは「千遥は大丈夫だろう」と送り出してくれ、現地到着後は親戚の友人やホストファミリーのサポートもあって順調に新たなアデレード生活をスタートすることができた。

Adelaide High School とISECコース

吉田さんは希望の留学先高校について郊外の学校も含めいくつか考えたが、最後は「アデレードに留学するのだからアデレード高校だと名前もストレートな感じだし、学校の評判も良くてシティにも近くて色々と便利」ということから、アデレードで100年以上の伝統と名声を誇るAdelaide High Schoolへの留学が決まった。
Adelaide High SchoolにはISEC(International Secondary English Course) と呼ばれる留学生向けの高校入学準備コースがあり、吉田さんはそこで2015年1学期からのYear10現地クラス編入を目指して毎日頑張っている。現在Adelaide High School のISECには中国、ベトナム、カンボジア、日本から合計8人の留学生が学んでいるが、少人数の分、一人当たりの発言回数も増えるなど吉田さんも手応えを実感している。ISECでは英語を学ぶESLに加え、オーストラリアの文化や特色、歴史などオーストラリアについて学ぶクラスや、アートや科学、数学のクラスもある。特に数学のクラスはAdelaide High SchoolのISECの場合、現地クラスの中に入って学ぶため、現地クラスの雰囲気を感じ、ローカルの友達を作るのにとてもよい機会になっている。

「Adelaide High Schoolはシティの近くなのにとても広くて木も多くていいところです。宿題のプリントワークが多くて大変だけど、たまには友達と放課後にシティに行ってリフレッシュしています」。

充実していく留学生活

「最初は何を言われているかわからないし、答えることもできませんでした。友達を作るのも大変でした」と苦労も多かった吉田さんだが、学校生活のリズムにも英語にも段々慣れ始めた最初の学期の終わりごろからは随分落ち着くことができ、ローカルの生徒とも話せるようになってきた。また、大好きなギターを日本から持参した吉田さんにとって、現地クラスで音楽を選択している生徒向けのレッスンを特別に受けられるようになったことも、学校に溶け込む大きな一歩になったばかりでなく、貴重なリフレッシュにもなっているようだ。
元々Year12修了後は帰国予定の吉田さん。その後の進路はまだ固まっていないというが、「音楽も好きだし、英語も生かしたことをしていきたいです。せっかく身に付けた英語を忘れてしまうのはもったいないから、Year12修了後も英語の環境で学べる場所に自分を置きたいと、こちらに来て思うようになってきました」。
これからのますます充実した留学生活が吉田さんの可能性をさらに高めていってくれる。

取材:2014年8月